こんにちは、イチベ工業株式会社の横川です。
今回は、現在施工中の【ファイバーグラスシングル材】を使用した屋根改修工事についてご紹介いたします。
ファイバーグラスシングル材とは
※画像は(リッジウェイ)旭ファイバーグラス社
構造:
ファイバーグラスシングル材は独自の二層構造を持ち、非常に高い耐久性を誇ります。
シェア:
北米ではこのシングル材が80%のシェアを占めており、多くの家庭で採用されています。
外観:
粒状彩色石によるグラデーションが特徴で、美しい外観を演出します。
特徴:
- 高耐久、高耐候、防火性能: 長期間にわたり過酷な気候条件にも耐えることができ、耐火性能も高いです。
- 防水性: 雨水の侵入をしっかり防ぎ、建物内部を守ります。
- 高い意匠性: 独特のグラデーションが屋根に陰影と立体感をもたらします。
- 軽量: 瓦の約1/3の重さで、屋根への負担を軽減します。
- 弾力性の材質: 弾力性があり、屋根の形状に柔軟に対応します。
- カバー工法:この屋根材は既存の屋根材の上から施工するカバー工法が可能です。その性質によりもしもの時の補修も簡単にできます。
実際の工事の流れはこちらです。
1. 既存の屋根材撤去
まずは、古くなった屋根材を慎重に撤去します。
2. 棟板金撤去
次に、棟部分の板金を撤去します。
3. 端部の板金処理
屋根の端部は特に雨水が侵入しやすい場所です。ここに適切な板金処理を施すことで、雨水の侵入を防ぎ、屋根全体の耐久性を高めます。
4. 粘着防水シート張り
次に、粘着防水シートを張ります。
このシートは通常のルーフィングとは異なり、シングル材とセットで使用される防水シートとなります。柔軟性が高く、屋根全体をしっかりと保護します。これにより、雨水の侵入を防ぎ、建物の内部を守ります。
5. ファイバーグラスシングル張り
粘着防水シートの上にファイバーグラスシングル材を張っていきます。
今回使用したのは
シェア率が高く実績のあるシングル材です。
【イチベ工業の材料選定の考え方】
ここで余談ではありますが
イチベ工業では特に屋根材の選定に関しましては
通常その寿命の長さによりメンテナンスのスパンが長くなることから
実績のあるスタンダードなデザインの屋根材をおすすめしております。
そうすることでもしもの時にその商品が廃盤になって材料が手に入らないということを防ぐことができ、長期間に渡ってお住まいのお手入れのサポートをさせていただけると考えております。
今回はファイバーグラスシングル材を使った屋根改修工事についてお伝えいたしました。
こちらの工事ですが、
今回とは異なりさらに施工費を抑える方法として【カバー工法】がおすすめです。
屋根の防水性などの性能はそのままに予算に合わせたご提案が可能です。
イチベ工業株式会社では、地域密着と職人のこだわりを持って、皆様の大切な住まいを守るお手伝いをしております。屋根改修工事をはじめ、外装工事や内装工事など、あらゆるお住まいのお困りごとに対応いたします。